最新更新日:2024/05/16
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新年度スタート! 思い出いっぱいの学校生活にしよう

校長日記(その37) 〜卒業式前日〜

本日、卒業式の全体予行を行いました。
初めて卒業証書を渡すという大役に、予行でありながら今までにない緊張感が・・・。
74期生のみんなも、ほどよい緊張感を持ちながら、卒業証書を受け取る練習をしました。一人ひとりの返事・動き・反応に個性があり、うれしい気持ちになって楽しみながら渡すことができました(一人だけ楽しんですみません・・・)。
明日はまた違った雰囲気の中で、どんな卒業式になるか楽しみです。参列者皆さんの心が温かくなる式になることを祈っています。

本日配布のPTA新聞に掲載した卒業生へのメッセージを載せます。

「なかま」を大切にする人生を!
74期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。入学から3年間、皆さんの成長を見せてもらいながら、東陽中学校で一緒に過ごせたことをうれしく思います。校長として、卒業証書を渡すことができる最初の学年にもなります。
東陽中学校史上、最も「なかま」を意識しながら、学校生活を送った学年だったと思っています。班長や学級役員、生徒会役員などリーダーとして、時には悩みながらも力をしっかり発揮してくれた皆さんの姿を今でも思い出します。そのリーダーを支える人も多かったですね。生徒の力で学校を動かそうとしていた74期生の皆さんのことは、今後の東陽中学校での一つの目標になっていくと思います。ありがとうございました。
この「なかま」を大切にしながら過ごす経験を、これから所属する集団の中でも、しっかりと生かしてほしいと思います。その先に、幸せで豊かな人生が待っているはずです。今後の活躍も期待しています。

校長日記(その36) 〜3月3日〜

(またまたお久しぶりの校長日記です。すみません・・・。)
今日3月3日は、皆さんよくご存知の「ひなまつり」ですね(今日の給食も「ひなまつりメニュー」でした)。「耳の日」という方もおられますね。
今日の授業で、ひょっとしたら聞いた人がいるかもしれませんが、ちょうど100年前の3月3日、皆さんに知っておいていただきたい出来事がありました。歴史で習った「水平社宣言」です。差別のない世の中を願って発した「人の世に熱あれ、人間に光あれ」で結ばれる宣言は、日本最初の人権宣言と言われています。
100年経った今、残念ながらまだまだ人権が大切にされない世の中、差別がなくなっていない現実があります。今まさに起こっているロシアのウクライナ侵攻もそうです。「戦争は最大の人権侵害」であると言われています。
今日改めて、一人ひとりの尊厳を重んじ、差別を許さず、平等で自由な社会を築いていく。そんな思いを、多くの方が改めて確認する機会となってもらいたいです。差別のない社会にする強い思いを、私たち大人が持ち、行動していくことがやはり必要です。
 子どもたちが互いの思いを大切にし、一人ひとりの人権を大切にする生き方は、私たち大人の生き方から伝わっていくものだと思います。

校長日記(その35) 〜Sports in life プロジェクト〜

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令和4年(2022年)初の「校長日記」になります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

本日、1・2年生の体育授業で、国⺠のスポーツ実施率向上のためスポーツ庁が中⼼に⽴ち上げたSports in Lifeコンソーシアム事務局の事業を実施していただいた。
本日のねらいは、現在取り組んでいる長距離走を走る際の効果的な走り方を知ること。そのために、コナミスポーツの方2名に来ていただき、授業を行っていただいた。(40歳にもかかわらず、100mを11秒で走る方でした。凄い!)
通常のウォーミングアップの後、4種類の動的ストレッチを教わった。生徒の横で実際にやってみた。すべての運動のアップに役に立つ内容であった。今後、授業や部活でもぜひ取り入れて欲しい。
その後、正しいフォームを教わった。「タ・ナ・カ」がキーワード。「タ」丹田を意識して良い姿勢をつくる、「ナ」ななめに前傾した骨盤がスムーズな重心移動をサポート、「カ」肩周りの動きを大きくしてスムーズな足運びをサポート、ということだった。
説明を聞きながら実際に動いてみると、さまざまな発見があった。今まで「腕が振る」ことをよく聞いていたが、それよりも「肩甲骨を動かす」(肘を後ろに引く)という意識の方が良いこと(肩甲骨を後ろに動かすことで、同じ側の骨盤が前に出る)に気づかされた。
自分が中学生の時期に、この授業を受けていたら人生が変わっていたかもと思った。学生時代、ずっと野球をしていたが、とにかく足が遅く、魅力ある選手になれなかった過去が、ひょっとしたら変わっていたかも、なんて考えた。
生徒の中で、この授業をきっかけに走り方が変化して速くなり、自信を持ってくれたらうれしいなぁと思う。今後もさまざまな出会いを大切にして欲しい(熱心に取り組んでいた生徒が多かったが、もったいない状態の生徒もいたので)。

校長日記(その34) 〜南出市長来校〜

昨日、南出市長が来校された。
目的は2つ。栄養教諭との意見交換と橋本の棚田米の試食。
市長自ら橋本市に出向かれ、交渉を進められた学校給食にも使える安心・安全なお米の確保。そのお米を使った給食を早速試食された。美味しそうに召し上がられた。我々以上に思いがあるだけに、味も格別だろうと思った。
その後、栄養教諭も参加して、さまざまな意見交換をした。南出市長は、ビックリするほど「食」に関する知識をお持ちで、何より「食」に対する思いを感じた。
最も印象に残ったのは「食べ物から身体はできる!」ということば。ご自身も高校時代から「食」に関心を持たれ、実践されて来られ、健康を維持されている(ほんといつも若々しい)。お子様も同様に、関心を持たれ実践することで、体質も改善され健康に過ごされているとのこと。ご自身のご経験からのことば、やはり重みを感じた。
その他にも、よりよい中学校給食の提供をお考えで、現場の意見をしっかりと受け止めようとされているのがうれしかった。
東陽中生にも、「食」に関心を持ってもらえるように、いろいろと取り組んでいきたい。そして、自分自身で「食べ物からしっかりとした身体を作って」いって欲しい。

校長日記(その33) 〜橋本市の棚田米〜

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本日から3日間、橋本市の棚田でつくられたお米が給食で提供される。
今朝は和歌山県橋本市役所からリモートでつなぎ、橋本市の棚田米についてのミニ講座をしていただいた。橋本市の棚田米が泉大津市の中学校給食に提供された経緯(泉大津市長が橋本市を訪れ、将来訪れるといわれる世界的な食糧不足でも、安心して学校給食に使うお米を確保できるよう、近くの自治体で連携していきたいと提案)や、橋本市の農業の現状(耕作放棄地面積の急増、農業従事者の高齢化・後継者問題など)など聴かせてもらった。
今回食べさせていただくお米は、地域の方がたが泉大津市の中学生のために休耕田を借り て、草刈りしたりさらに草刈りしたり耕したりして、新たに生産していただいたお米だということもわかった。(一度休耕地になった棚田を復活させる大変さが伝わってきました。)

給食で実際にお米をいただいた。お話を聴いていることもあり、噛みしめながら食べると、お米の甘み・うまみをいつも以上に感じた。生産者の顔や思いがわかると、いつも以上に美味しくいただけることを改めて感じた。子どもたちはどう感じるのかな・・・と思っていると、やはり今日のごはんの残食は、いつもと比べものにならないくらいの少なさだったとのこと。生産者との出会いや調理してくれる方の思いを、もっともっと子どもたちに・・・と思った一日だった。また明日、美味しいお米が食べられるのがうれしい。

校長日記(その32) 〜生徒会役員選挙〜

昨日、生徒会役員選挙が行われた。11月から1年間の「学校のリーダー」を決める大事な選挙。ここ数年、信任投票(立候補者が定数内)が多かったが、今回は副会長・書記で選挙(立候補者が定数を超える)となった。うれしいことだ。それだけ生徒会活動が活発化し、役員の仕事・動きが魅力あるものになってきている証拠と捉えたい。
オンラインでの演説ではあったが(生の演説をあえて聞かずに、応援弁士控室の画面で見ていた)、どの立候補者も画面越しに、生徒会役員としてのやる気・誠実さなどが伝わってきた。応援弁士もしっかりしたもので、選挙の緊張感の中、見事な応援演説だった。その熱意が伝わったこともあり、投票の様子も良い雰囲気であった。選挙というのは、本当に大切な権利の行使だ。これからも(大人になっても)今日の選挙・投票の気持ちを持っていて欲しい。(余談ですが、10/31にある衆議院議員選挙にも関心を持って欲しい。)
選挙結果は予想通り僅差であった。当選した・信任された役員の皆さん、おめでとう!演説の中で話をした公約の実行など、皆さんの活躍を楽しみにしている。残念ながら落選した人、ほんと惜しかった・・・。できることなら、あなたの素敵な力を今後の生徒会活動に生かして欲しい(そんな仕組みも作っていけるといいのになぁと、生徒会顧問と話をしていました)。

この1年間、見事な活躍を見せてくれた現生徒会役員の皆さん、ほんとありがとうございました。残るは体育大会だけになりましたが、その集大成となる生徒会種目「あつまれ!宅ファイターズ‼」の運営・総括もよろしくお願いします。楽しみにしています。

校長日記(その31) 〜日帰り修学旅行 in USJ〜

急に冷えたが、素晴らしい天気に恵まれ、待ちに待った修学旅行へ。
朝から生徒もうれしそうな表情いっぱい!USJのパーク内は、仮装行列みたいで多くのお客さんがそれぞれに楽しんでいた(やはり鬼滅人気はすごい!スーツ姿の自分は、周囲から完全に浮いていた)。生徒もかぶり物あり、ぬいぐるみあり、楽しそうにあちこちへ。すれ違う際に、手を振ってくれたり、笑顔をみせてくれたり、とても楽しそう・・・。日帰りではあるものの、修学旅行の代替行事が実現できて、正直ホッとしている。今年は何もできないかも・・・と思うような状況だったので。今日行くことができて、ほんと良かった。

ここからは、残念なできごとが続く。集合時間ギリギリまでパーク内で過ごし、買ったお土産を手に集合場所へ戻ってきた。集合時間の15:15に戻ってきていたのが、ほんの数名。ほぼ全員揃ったのが、予定を10分近く過ぎていた。その後、化粧やスマホの指導あり、数名は集合場所にも戻って来ない・・・。
修学旅行というのは、校外行事の集大成でもあり、ある意味、3年間の総まとめの一つ。楽しむところはしっかり楽しみ、決めるところはしっかり決める。このメリハリを、生徒には身につけて卒業して欲しいと思っている。今日はそれができなかった。われわれ教員の反省でもあり、3年生みんなの反省でもあると思う。
今回の失敗を、今後にぜひ生かして欲しい。明日から、本格的に体育大会に向けての練習が再開される。3年生みんなの力を発揮してくれることを期待している。頑張れ3年生!!

校長日記(その30) 〜にがりまき〜

今日から2学期中間テスト。3限の始まりに、1・2年生の教室前の廊下から様子を見ると、ピーンと張り詰めた緊張感の中、全員がテスト用紙に向かっていた。自分が授業をしている頃、個人的にはテストはあまり好きではなかった(採点するのがどうも・・・)が、あの雰囲気は昔から好きだった。緊張感を持ちながら何かに打ち込む姿はかっこいい・・・。明日もう一日、かっこいい姿でテストに向かって欲しい。
放課後、体育大会前恒例のにがりまきを行った。教員だけでまく予定であったが、ハンドボール部・女子バスケットボール部の部員が協力(部員たちがメイン!)してくれた。重い袋を運んだり、トンボや使って広げて整備したりと大活躍。来週からの体育大会に向けての練習時には、快適なグラウンドコンディションになっているだろう。
学校のなかまのために活躍してくれた部員の皆さん、ありがとうございました。明日のテストで結果が出ますように・・・。
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校長日記(その29) 〜お昼休み〜

(あぁサボってましたね、校長日記。久しぶりに書きます。)
最近、お昼休みには正門付近で、生徒の様子を見ながら座っている。臨時休業後の生徒の様子が気になっていたので・・・。(自分も日光に当たって、光合成するために???)
少しずつではあるが、生徒のエネルギーが出てきたように感じる。全力で鬼ごっこをしている生徒、校舎の窓から手を振ってくれる生徒、時々話しかけに来てくれる生徒などが、正門付近から見られる光景。
今日は、男子生徒3人が話しかけに来てくれた。「先生、帰っていい?」「どうしたん?」のやり取りから始まり、「授業面倒くさい」「それは簡単すぎて?それとも難しすぎて?」「英語と数学ヤバイねん。あと国語も・・・」と続いた。何気ないやり取りが続いた後、チャイムが鳴った。3人は元気に教室へ向かっていった。「帰っていい?」はどこへ行ってしまったのだろうか。
でもこれこそが、学校ってところのような気がする。くじけそうになるが、なかまがいるから頑張れる。そんな学校でありたいと、改めて感じた昼のひとときだった。
明後日から中間テスト。3人の生徒たち、全力を尽くして頑張れ。

校長日記(その28) 〜10日ぶりの登校風景〜

1年生と3年生だけではありますが、ようやく学校を再開することができました。生徒の皆さん、保護者の皆様には、大変ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。まだまだ安心できる状況ではありませんが、再度長期間の休業にならないよう、これまで以上に細心の注意を払いながら学校運営を進めて参ります。
今日の朝、放送で生徒の皆さんにも協力をお願いしましたが、今できる感染対策(距離を取ることができない際のマスク着用の徹底、こまめな手洗い・消毒、免疫力を高める生活習慣など)をしっかり行っていきましょう。2年生が21日に登校し、全校生徒が揃う日を楽しみにしながら・・。

居心地良い東陽中学校であるためにも、↓の資料を見ておいてください。
(日本赤十字社)新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!

校長日記(その27) 〜「中学生の主張」大阪府大会〜

先週土曜日、第43回「中学生の主張」大阪府大会を見てきた。本校からも1名選ばれて、出場した。応募総数1,210作品の中から審査の結果、上位10作品に選ばれ発表することになったのだ。友人からカミングアウトされたことをきっかけに、自分自身でも学び始め、近い将来、その友人が何も恐れず、「心から笑える世界」になるようにしたいという内容であった。聴いている我々にも緊張が伝わってきたが、伝えたい思いが緊張の波とともに伝わってきて、非常に良い発表だった。
出場した他の9名の発表も素晴らしかった。今年の内容は、時代を反映してか人権的な内容が多かった。国籍のこと・人種のこと・聴覚障害のことなど取り上げて、今の自分ができることや社会への提案など、中学生としてできることをしっかりと考え発表していた。とても良い時間を過ごさせてもらった。東陽中の皆さんにも聞いてもらいたかった。

審査結果発表の後の講評が、印象に残り非常に勉強になったので、下記にまとめておきます。(審査委員長は、正しい日本語を話す研修をされている方でした。)
・こういう主張をする時、「事実」や「データ」を引用する際は、出典(出どころ)を明確にすることが大切(○○によれば・・・)。
・言葉の使い方として、形容詞+「です」は適切ではない。
(例)「うれしいです」→「うれしく思う」
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校長日記(その26) 〜夏季休業最終日〜

3年生の補充授業が始まっているだけに、今日が夏季休業最終日という実感がない。1・2年生にとっては、逆に実感しかないだろう。(夏休みの宿題に追われている人が、このHPを見る余裕もないだろうが、自分の全力を振り絞って最後まで頑張ろう。できなかった課題については、担当の先生に伝えて、一日も早くやり切ろう。これを理由に休むことなく、明日は顔を見せて欲しい。)

この夏を振り返ってみると、自分自身、この夏でやろうと思っていたことの1/3ぐらいのことしかできなかった。自分の意志の弱さがいやになる(計画が無謀だったか?)。2/3できなかったことをカバーし、学ばせてもらったのが、夏の大会での3年生の活躍だ。
近畿大会になんと3名も出場(近畿大会優勝も)。全国大会にも1名出場。その引率をしたが、自分がこれまでやってきた部活動のレベルとは違う世界が広がっていた。大会に向けての練習時間、本番の演技直前の何秒前まで準備を続ける姿などなど、頭が下がるばかりで様々なことを学ばせてもらった。並行して東京オリンピックが行われていたので、オリンピック選手の凄さを改めて想像する自分がいた。
夢や目標に向かって挑戦する姿を、この夏いろいろな場面で見せてもらった。夢や目標は、自分が諦めなければ叶うものだと思っている(自分もそうであったように・・・)。東陽中学校の皆さんも、自分の夢・目標に向けて挑戦し続けて欲しい。コロナ禍である今だからこそ、こういう気持ちを大切にして欲しい。
明日から全員揃っての2学期スタート。夢・目標を叶えられる力を、しっかりつけていこう。

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校長日記(その25) 〜3年生補充授業開始〜

昨日23日から3年生の補充授業が始まった。夏休み中も、部活動で学校に生徒は来ているものの、やはり雰囲気が違う。26日には全校揃って、2学期始業式を行う。(対面でできないことは残念ではあるが・・・。)やはり生徒の姿があってこそ、学校というのは良い場所だと毎年のように思う。
しかし今のコロナ感染状況を考えると、昨年のような臨時休校がいつ実施されてもおかしくない状況になっている。そうならないよう、今できる感染防止対策を、教職員一同しっかり行っていき、生徒の姿のある学校を保っていきたい。

昨日4限、3年生の学年集会で話をさせてもらった。宿泊を伴う修学旅行は、今年度「中止」になるという辛い話だ。3年生の皆さんは、真剣な表情で話を聞きながら、受け止めてくれた様子だった(当然、悔しさ・残念な思いなどあったはずだが・・・)。
学年の先生方と一緒に、修学旅行の代替案を考えていき、少しでも思い出になり、力をつけられるものを創っていきたい。その約束を守る。
R3 宿泊を伴う修学旅行「中止」のお知らせ

校長日記(その24) 〜「オリンピック前夜祭in東陽」〜

 1学期の最終日に、生徒会役員が企画し準備を進めてきた「オリンピック前夜祭 in 東陽」が行われた。オンラインでのお楽しみ会・全校生徒への有志発表・ロイロノートを使っての謎解きゲーム、すべてのことが新しくチャレンジする企画だ。
 リハーサルでは予想していないようなトラブル続出(音響設備が十分でないことからのトラブル?)で、「額に汗、脳に汗、そして背中に冷や汗・・・」ではあったが、生徒会役員や有志発表者の必死な姿・思いが画面からも伝わり、教室にいる生徒は、なかまのことを想いながら、粘り強く待ち、優しさあふれる行動を取っていた。そういうことが何よりうれしい。(体育館内の盛り上がりを、教室のみんなに伝えたかったが・・・)
 東陽中学校生の課題の一つに、失敗することを恐れるあまり、新しいことにチャレンジすることをためらってしまうことがある。その課題解決の第一歩を、今回踏み出してくれたように思う。どんどんチャレンジして、楽しみながらも必要な力をつけていって欲しい。生徒会役員が今回つけてくれた力は、今後の東陽中学校にとっても大きな財産だ。2学期以降の活躍も楽しみにしている。

校長日記(その23) 〜OSAKA多文化共生フォーラム〜

 土曜日、「OSAKA多文化共生フォーラム」に参加した。府内全市町村の日本語を勉強している中学生や外国につながりがある中学生が参加して、いろいろな学校の人と触れ合い意見交流ができるだけでなく、同じような体験をしてきた高校生の話や高校生活に関する話を聞くこともできるイベントだ。
 府内の中学生が、放課後等に母語や母文化を学んでいるクラブの活動を紹介する動画を見たり、外国から日本に来て、小中学校で勉強してきた高校生の先輩の体験談を聞いたりした。流暢な日本語を使って体験談を話している高校生を見ていると、その勉強量や努力を想像するだけで、胸に熱いものがこみ上げてくる。
 高校生への質問コーナーでは、中学生も母語を使ってたくさん質問していた。会話の内容は全く理解できなかったが、生徒らはいきいきした表情で、会話を楽しんでいた。日頃と逆の立場になって、改めて気づくことが多い時間だった。さまざまな立場の生徒がいる学校。「違いを豊かさにできる学校」を創っていきたいと改めて思った。

校長日記(その22) 〜せんしゅうユース人権フォーラム特別学習会〜

 先週土曜日、「せんしゅうユース人権フォーラム特別学習会」に参加した。今年初めて「せんしゅうユース」と看板を掲げて、実施されたイベントだ。これまで泉南地区で行っていた「せんなんユース人権フォーラム」に、泉北地区も一緒に参加する形になった。とてもうれしい第一歩。
 参加する中学生が、実行委員会を結成して準備を進めたり、中学校の人権サークルや生徒会の取組みを発表・交流したり、一緒に人権問題を考えたりして、中学生のネットワークづくりを進めるイベント。泉大津市のテクスピア大阪大ホールで行われたのだが、残念ながら泉大津の中学生の参加は今回なかった。次回以降に期待したい。
 貝塚二中の太鼓集団「魂(こだま)」による素晴らしい演奏から始まり、身体を動かしながらゲームを楽しんだり、サイコロトークでお話をしたりで、参加生徒は交流を楽しんでいた。その後、LGBT・性のあり方を考える講演を聴いた後、参加生徒が次から次へと講師の先生に質問をしていた。すごく意識の高い子どもたちだった。世の中の問題・課題に関心を持ちながら、自分の考えをしっかり持って成長して欲しい。
 最後のグループ交流でも、積極的に自分の考えを同じグループの生徒に伝えていた。一緒に話も聴かせてもらったが、初対面の大人がいても、ものおじせず話をしていた。東陽中学校の生徒にも、ぜひこういう機会に参加して、ネットワークを広げて欲しいと思う。次回は、1月22日に開催されるのでぜひ参加を!

校長日記(その21) 〜初任者研修対象研究授業〜

 本日も昨日に続き研究授業が行われた。今年度、東陽中学校の授業が変わってきた証かな・・・と、うれしく思う。近隣の中学校に勤務している初任者教員に対して、先輩教員(2年目教員)として研究授業を行った。生徒たちも慣れてきたもので、普段通り(いつも以上に張り切って)テキパキとiPadを操り、思考を働かせ、他校の初任者教員を驚かせていた。
 最近の若手教員の成長ぶりは本当にうれしい。1年前と比べると、驚くほど成長してくれている。(30年ほど前の自分はどうだったか思い返すと、恥ずかしくなってくる。)自分で「もう大丈夫!」と思ってしまわない限り、伸び続けることができるだろう。そうあって欲しい。
 生徒の皆さんも、東陽中学校の3年間でどんどん成長して欲しい。そうなるよう先生たちも日々努力している。お互いに高め合っていこう!

校長日記(その20) 〜英語公開授業〜

 今年度、東陽中学校は大阪府で4校しかない「英語教育推進に係る調査研究校」である。「言語活動を通して、生徒がコミュニケーションを行う目的や場面・状況に応じた英語での発信に、主体的に取り組む授業について研究し、成果と課題を府域全体へ発信することで、その普及を図る」ことを目的としている。本校の英語科教員は、本当に研究熱心である。
 今日は、その1回目の公開授業を行った。府や市の指導主事の先生方にも事前にご指導いただき、府域全体へ発信できるような学習指導案ができあがっていた。夏休みに来日するALTの先生の弟さんへ、おすすめの観光プランをプレゼンテーションする内容であった。授業が始まると、生徒はテキパキとiPadを操り、プレゼンの練習をしていた。その後、クラス全体へのプレゼンが始まった。多くの先生方が見ている中で、生徒なりに頑張って発表していた。緊張感が上回り(失敗を恐れるあまり?)、clear voice(声の大きさ)についてはもうひと頑張り欲しかったが・・・。(教員は、前に立って話しするのが日常なので、どうしても生徒へも要求してしまう?)
 授業後の協議会では、本校へお越しいただいた関西大学の今井裕之教授はじめ府の指導主事の先生方・竹内教育長から、ご指導・ご助言をいただいた。先日の直山先生に続き、たくさんのヒントをいただき、ますます英語科教員はレベルアップできる。他の教科にもどんどん影響を及ぼして欲しい。先生方、素敵な授業をどんどん創っていきましょうね!(そのためにも自分が一番学びます!!)

校長日記(その19) 〜セミの鳴き始め〜

 今日、家から学校に向かう途中にセミが鳴いていた。今年初めてセミの鳴き声を聞いた。昔聞いた話で、「朝の気温が27度を超えると、セミが鳴き始める」みたいなことを、自分の中で勝手に思い込んでいたが、調べてみると全然違うことがわかった。セミの種類にもよるが、気温・土の温度・明るさ・時間など様々な要素が関係しているようだ。
 さらにビックリしたのが、セミの鳴き始める時期を、これまでずっと各地の気象台で観測されてきたとのこと(気象庁「生物季節観測」)。そして、今年の1月から、セミを含め動物(ウグイス・モンシロチョウ・エンマコオロギなど)の観測が廃止されたと・・・。廃止の理由が「対象を見つけることが困難になってきたから」。思わぬ問題に行き着いた。
 学びを広げていくと、様々な発見がある。これをおもしろいと思うか、そう思わないか。いつまでも、おもしろいと思える感性を持っていたいと思った。

 今日の6限、1年生がレクをして楽しんでいた。校外学習も延期され、なかなかお楽しみ行事がなかっただけに、楽しそうな表情を見て、こちらもうれしくなった。どんどん自分たちで計画して、いろいろなことをやっていって欲しい。
 一方、夕方以降の職員室は、先生たちが学期末の業務を、必死で仕事してくれていた。いろいろな場面で、夏休みが近くなっていると思う一日だった。

校長日記(その18) 〜プロフェッショナル〜

 今日は、市の外国語・英語教育研修会に参加。文部科学省の視学官(学校教育に係る専門的、技術的な指導・助言を行う職)である直山木綿子先生の講演を拝聴した。さすが視学官と思わせるお話の内容であり、ずーっと話に引き込まれた。(と書いたものの、苦手な英語のことだったので、いつ質問されるかドキドキしながら、緊張感を持ちながら聴いていた。)
 いきなり結論をお話された。「小中の共通点を知ること」「小中の相違点を知ること」だった。英語だけでなく、どの教科でも言える大事なことだった。他にも「言語活動」に関しての大切なポイント(外してはならないこと)として、「目的・場面・状況などを明確に設定」するなど、非常にわかりやすく、日頃なかなか気づいていない点をズバッとご指摘いただき、すごく勉強になった。新しい発見というか学びがあると、ほんとワクワクする。この日記を書いているときもドキドキしている。大きなエネルギーになる。
 直山先生のお話の中で、自分が最も印象に残ったのは、「子どもたちにとって、小学校の先生は、英語を使おうとするモデルになる。中学校の英語の先生は、英語をあんな風にしゃべってみたいなぁと思わせるモデルになる。英語のプロである。」というお話。プライドを持って、子どもたちに教える・伝えることの大切さ。自分は社会科の教員であったが、決して「社会科のプロ」ではなかった(自ら「なんちゃって社会科」と言っていたぐらいなので・・・)。これといった専門性もない。直山先生は、すべてにおいてプロフェッショナルであった。少しでも近づけるよう、これからいろいろもがいていこう!
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