今日はGoogleMeet朝礼がありました。
最近は無料のZOOMではなく、泉大津市が整備したGoogleのサービスを使った朝礼が増えています。朝礼では、体育委員長が今年度の体育大会のスローガンを発表しました。
スローガンは「強烈・猛烈・極限バトル 勝利の女神 我らに舞い降りる」です。
自分たちの力を目一杯出し切る最高の体育大会にしてほしいと思います。
また、表彰やALTの先生の自己紹介もありました。
冒頭には首席からの話もありました。うまく話がまとめられなかったのですが、伝えたかったのは次のようなことです。
新劇の祭典の練習が、始まり、どのクラスもいろいろなアイデアや工夫を出しあって、劇を考えたり練習している様子を見ていると、とてもうれしくなります。
新劇の祭典でクラス劇を創り上げる中で、「こうしよう」とアイデアを出したり、台本をつくったりする過程は、君たちが世の中に出てから活躍していくイメージとすごく近いと思っています。
この間、「だれが小津中を動かしているボスなのか」とわたしに尋ねる生徒がいました。
もしかすると、学校や様々な職場には「ボス」みたいな人がいて、その人が言うことに従うのが今の世の中だと思っている人もいるかもしれません。
例えば、小津中学校の行事やルールなども、「自分とは関係ない先生」とか「大人たち」が勝手に決めている、自分たちはそれに従っているだけ、みたいなイメージをもっている人がいるかもしれません。
でもそういう世の中のイメージは、間違っている(あるいは少し古い)のではないでしょうか。また、生徒からそんなふうに見える学校じゃだめだなあと思います。
たとえば、今回の「新劇の祭典」は、生徒たちの中から「劇をやってみたい」という意見が出て、それを生徒会の人たちが先生にも協力を求めながら実現していったものです。学校を動かしたのはどこかの誰かではなく、「実現させる」という強い思いや志を持った生徒たちです。
台本ができて劇の練習も始まりました。台本はできたとしても、みんなで「創る」ことは続きます。どんな演技やダンスをするか。どんな音響や小道具で劇を盛り上げるか…。たくさんのことを話し合い、クラスが一つのチームになって劇が創られていくことでしょう。
意見が対立することもあるかもしれません。
でもそれらを乗り越えながら創り上げていくのが「新劇の祭典」だと思います。苦労してみんなで創り上げた劇が完成しフィナーレを迎えたときの気持ちは何物にも代えがたいものではないでしょうか。
これからの「仕事」も同じ。誰かがアイデアを出し、話し合い、チームとしていろいろな問題を解決しながら、一つのアイデアをみんなで形にしていく。間違いなく、そんな「創り上げる」仕事が増えていきます。それってとってもワクワクすることだと思いませんか。
決められたことを決められたとおりにする、そういうことはほとんど「AI」や「機械」がやってくれる時代です。
これから求められるのは、チームみんなで新しいものを生み出し、実現することができる人、決められたルールに従うだけではなく、今のルールについて考え、見直し、新しいルールを生み出すことのできる人(ルールメイカー)です。「誰かが決めてくれる」のではなく、「自分が決める」を大切にして下さい。
話が大きくなってしまいましたが、みんなで「創る」力は、本当に大切な力だと思っています。
新劇の祭典のクラス劇づくりを、それぞれの役割で思いっきり楽しんで下さい。
そして最高の劇をあなたが創り上げてください。楽しみにしています!