学校日記

【パリ・サミット(2日目)】2つのプレゼンテーション大成功!

公開日
2024/12/12
更新日
2024/12/12

学校のコンパス

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現地時間12月10日AM10:00。パリサミットの二日目がスタートしました。パリサミットには、世界中から代表の生徒・先生270名がパリに集まり、オンラインでも各国から200名以上が参加しています。今日は、これまで他国と連携して準備してきたプレゼンテーションをチームごとに発表する日です。プログラムは大きくラウンド1とラウンド2に分かれています。それぞれ、3分間のピッチ(紹介タイム)と、20分×3回のメインプレゼンテーションを行う時間が用意されています。


ラウンド1では、ウクライナの25番小学校と小津中学校のプレゼンテーションが行われました。戦地であるウクライナの25番小学校の生徒たちは、地下シェルターでの学校生活を余儀なくされています。その子どもたちを少しでも楽しませたいという想いから、立ち上がった共創プロジェクト「マインクラフト・テーマパーク」では、マインクラフト上に「桜」をテーマにした遊園地を作成しました。この遊園地は、ウクライナの子どもたちがいつでも遊べるように準備を重ねてきたものです。このプロジェクトのリーダー2名による体験型のプレゼンテーションが実施されました。メインで遊ぶのは、ウクライナからパリに来た小学生たち。他のチームのメンバーもサポート役として協力し、子どもたちは思う存分遊ぶことができました。プロジェクトの意図を英語で全体に説明した後、体験がスタートしました。ウクライナの子どもたちは、「エキサイティング!」「ファンタスティック!」と声を上げながら、夢中で楽しんでいました。


その後、ウクライナ側のプレゼンテーションとして、ブレスレットづくりのワークショップが開催されました。このブレスレットはウクライナの国旗の色をあしらったもので、シェルターでの長い時間を過ごす中で、子どもたちと一緒に作り続けてきたものだそうです。日本での報道は減っていますが、戦地での状況は依然として厳しいようです。このブレスレットの材料となるリボンを分けてもらったので、小津中でも一緒に作りましょう。作ってみたい人は声をかけてくださいね!


ウクライナとの関係は、マインクラフトチーム以外にも、共創プロジェクトの一環としてカレー作りのチームが関わっています。クラウドファンディングで資金を集め、3学期には小津中オリジナルのレトルトカレーを25番小学校に届ける予定です。また、25番小学校の先生から今後の交流についての提案もありました。国際社会のキーワードは「Solidarité(連帯)」。厳しい状況にあるウクライナとの連帯。大変な状況のウクライナの小学生や先生たちと「連帯」を続けていきましょう。25番小学校の先生からは、平和が訪れたらお互いの学校を訪問しましょう!とメールが来ました。


ラウンド2では、一昨年度から国際交流を続けているポルトガルのモイメンタ・ダ・ベイラという学校の生徒たちと、福島の郡山高校の高校生たちによるプレゼンテーションが行われました。テーマは「環境」です。自分たちの学校で環境のために何ができるか、これまでオンラインで何度も話し合ってきました。今日は、それぞれの学校が取り組んできた内容を世界各国の参加者に向けて発表しました。


3分間のピッチには、ポルトガルの生徒とともに長嶺さんが登壇し、英語でしっかりと内容をプレゼンテーションしてくれました。その後の20分のプレゼンテーションでは、長嶺さん、北隅さん、森﨑さんが、それぞれ小津中の取り組みを世界に発信しました。紹介したのは、小津中で行われている給食の配膳についてです。配膳の際には、生徒や先生がコミュニケーションを取りながら量を調整し、残食を減らしています。最近では、クラスをまたいで残り物を必要とするクラスに届ける取り組みも行われています。このような活動を通じて、小津中は市内で最も残食の少ない中学校の1つになっています。また、泉大津市の給食で使われている無洗米(金芽米)は、研ぎ汁が出ない環境に優しいお米です。このような自分たちの給食の「環境」対する価値を確かに世界に向けて発信することができました。ポルトガルの生徒たちのプレゼンテーションも素晴らしく、ポルトガルのメンバーと小津中が国境や時差を超えて取り組めたことは本当にすごいことです。ポルトガルや郡山高校との友好がこれからも続くことを願っています。


また、本日はオンラインで発表予定だった高校生が病気のため急遽参加できなくなり、小津中が発表を代行することになりました。生徒たちは見事な対応力を発揮し、代わりを務めてくれました。全体を通してとても素晴らしいプレゼンになっていて、世界各国の生徒・先生、そしてパリ本部のOECD職員からも多くの感謝と高い評価をいただきました。


ちなみに、北隅さんは今回のOECDのオフィシャル・カメラマンとして活躍。会場中を動き回って、写真をサミット全体の写真を撮ってくれています!


小津中学校には「共創」の時間があります。この「共創」、英語では "Co-Creation" と言います。小津中生の想いと行動が、世界との共創を生み出しています。11日が最終日となります。最終日は、小津中生たちが世界中の生徒とディスカッションし、「未来の学校・教育」について意見交換します。また、報告します!