SDGsの取り組み
- 公開日
- 2021/07/20
- 更新日
- 2021/07/20
学校行事/お知らせ
大津市立誠風中学校では、1学期中間テスト終了後からSDGsの具体的な取り組みとして、EM(善玉菌の集まり)を用いたトイレ掃除を行ってきました。EM親善大使、NPO法人えひめユニバーサルビレッジ研究会の野本ちずこさんに直接指導を受けた本校の教員が中心となり、各クラスのトイレ掃除を担当してくれている生徒たちに数回講習を開き、説明しアンケートなども実施して、理解を深めながら毎日トイレ掃除を行ってきました。
2学期も引き続き、継続して行っていきます。
EMとは・・・・・。
EMとは乳酸菌や酵母と、環境に良い働きをする光合成細菌を共生させたバイオ技術。発酵と蘇生の力によって農地を豊かにし、海や川の生態系を回復させ、健康と環境にかかわる問題を解決する技術でユニセフや海外の政府機関の衛生プロジェクトでも使用されています。
実際に本校で使用しているEM一次活性液は、
◎安心して使える(化学的な合成成分ではないので、赤ちゃんがいる空間でも安心して掃除に使えます。)
◎ニオイが消える(善玉菌の発酵由来の有機物がアンモニアを除去します。)
◎汚れが落ちる(善玉菌の発酵由来の酵素が汚れを元から分解してくれます。)
最後にとても経済的なんです。地球にやさしいだけではなく、お財布にもやさしい。500mlのEM一次活性液100円を水で100倍に薄めて使うので、学校の22か所のトイレすべてで使っても大丈夫。
本当に「発酵」の力ってすごいんです。化学的な除菌や殺菌ではなく、光合成細菌や乳酸菌や酵母などの善い菌が活躍できる発酵環境をつくることで、そこで暮らす人が健康でいられる、居心地のよい生活環境を生み出してくれます。
酸素が20%の環境の中で、酸素の多い現今の地球環境では、有害な微生物が天下をとるようになっている。味噌も酒も人間が手間暇かけて世話をしないと、勝手にできない。EMのような、有用な微生物も人間の手助けなしには機能しない。放置すると、何もかも腐って滅んでしまうが、人間がきちんと管理して使えば、絶大な凄い力を発揮する。そのためには、一人一人がEM技術を使いこなせるようになることが大切だ。
(EMを開発した比嘉照夫教授の話から一部抜粋)