11月はルールメイカーにとって、まさに山場。
生徒アンケートや保護者アンケートを受けてまとめ上げた「新ルールの原案」を、各学年の先生や保護者など、大人たちにルールメイカーが直接説明した上で、たくさんの意見をもらう会を実施しました。
先生との対話は、各学年の学年会議にルールメイカーが分担して参加する形で行われました。ルールメイカーと教員の両者が、率直に意見を交流しました。
制服については「LGBTQについて配慮していくには、実際の当事者に話を聞いてみたらどうか」、「制服は高価なので安価な既製品を活用することも視野にいれてはどうか?」、「通年で体操服の着用を認めた場合、式典の際はどうするのか?」といった意見が、iPadのルールについては、「ただルールを変えるだけでは意味がない。ルールメイカーの思いをしっかり伝えたり、考えてもらうことが大切」という意見や、「ルール改定を一過性のものにせず、継続的に新たなルールを考えていく場をどうするのか?」といった意見などが寄せられ、じっくりと話し合うことができました。
18日には、PTAの実行委員会にルールメイカーが参加。「新ルール案」を説明しました。最初、全体では保護者の方から意見が出にくい状況だったのですが、3年生ルールメイカーが「先生、『お話タイム』の時間をとったらどうでしょう?」と提案。近くの席の方とお話される中で、様々な意見が出てきました。
「生徒のみなさんがここまで考えてくれていることに感動した!」と多くの保護者から温かい言葉をかけていただきましたが、特に関心が高かったのは「制服(服装)」について。「うまくリサイクルできる仕組みを考えられないか」という意見がでました。
また、体操服を通年で許可することや、制服を多様化かさせる提案について、式典の際など統一感がなくなることが論点になりました。
この点は、ルールメイカーの意見もこの時点ではまとまっておらず、「社会に出た際にきちんとした服装をできるようにしたいので式典では服装を揃えたい」との意見がある一方、「個人で判断すべきことは自分で決めることを大切にし、式典の際も選べるようにしたい」という意見の両方が出ました。
このような議論を受けて、保護者の方から「(見た目が)バラバラでも良いと思う。見た目が統一されていなくても、小津の生徒がみんなで決めたのであれば意識が揃っている。その意味での統一感がある。」といった意見も出されました。
これらの意見を受け、さらにルールメイカーが意見を具体的にまとめていくことになります!