学校日記

「こどもが決める(こどもが自律する)学校づくり」をめざして

公開日
2022/04/04
更新日
2022/04/04

校長より

令和4年4月1日
「こどもが決める(こどもが自律する)学校づくり」をめざして
〜 こどもを「育てる」学校から、こどもが「育つ」学校へ 〜

誠風中学校長 向井 説行
誠風中学校長2年目の向井説行です。生徒の皆さん、保護者の皆さん、地域の皆さん、どうかよろしくお願いします。令和4年度の誠風中学校の教育理念とめざす生徒像及び教員の役割をご説明させていただきます。
教育理念は「公正」です。「公正」とは、「誰もが、人種・性別や、性的な意識や、身体的もしくは認知的能力にかかわらず、同じように価値のある人間である」こと。誠風中学校のすべての教育活動は、この教育理念を基に行われます。
めざす生徒像は、「自律」と「尊重」と「創造」が身についた生徒です。社会では、毎日ハツラツとしていて、ピンチの時でも笑顔で乗り越える、キラキラしたカッコいい大人がたくさんいます。そんな大人には、「自律」と「尊重」と「創造」が身についています。「自律」とは、自ら考え、自分で判断し、自分で決定して、自分から行動できる力、「尊重」とは、多様性を受け入れ、対話を通して対立やジレンマを解決する力、「創造」とは、問題を解決するために情報や技術などを活用し、新たな価値を生み出す力です。なぜ、この3つなのかというと、今後は情報技術の進歩により、世の中の仕組みや生活様式が物凄いスピードで変わっていく中で、何が正しいかは誰にもわからないけど、自分で答えを出さないといけない場面が、今よりずっと増えてきます。その時、まわりの人たちの幸せを意識しながら、自ら考えて判断し、自分から行動することや対話を通して新しい価値を生み出すことが求められるからです。
「こどもが自分で決める」自律型のこどもを育てるには、教師は「教える」ティーチャーだけでなく、「引き出す」ファシリテーター、「伴走する」コーチとしての役割が重要になってきます。誠風中学校の教員は、主語を教員からこどもにシフトし、こどもを「育てる」学校から、こどもが「育つ」学校をめざします。

令和4年度 誠風中学校スクールプラン

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